2023年8月31日
秋の存在感を愁う
お久しハマチです。
いや〜すっかり更新サボりました。
サボり癖というのは厄介です、
元のペースに戻すのは簡単じゃありません。
何ヶ月、何年も更新されていないサイトや
SNSのほとんどは、大した理由などなく
サボり癖です。
始めるのも止めるのも簡単。
続けることがいちばん難しいものです。
先程まで、バスケットW杯の
日本戦を見てましたが、
後半は少しベネズエラの選手が
気の毒に見えて
素直に日本の勝利を喜べませんでした。
相手の素晴らしいプレーには
拍手ひとつなく、
相手のフリースロー時には
激しいブーイング、、。
日本選手の頑張りに狂喜して
応援するのは良しとして、
ラフプレーも何もしていない相手選手に
ブーイングはちょっと、、
国際試合で世界にも
中継されていることを考えると、
少しばかり恥ずかしい気持ちになりました。
応援といえば、
先日の甲子園で優勝した慶應高校。
意外にもこの応援に対する
賛否が話題になりました。
、、、この話題、やめときましょう。
長くなりそうなので。
一言、あの応援は是か否かと問われたら
私としては「是」です。
ジャニーズの性加害問題について。
これもタレントを応援しているファンには
申し訳ないですが、
世界を見渡しても類を見ない
歴史的性加害を犯した創立者と、
その行為を組織的に隠蔽してきた会社を
擁護できるか否かは、
論ずるに値しないです。
これもやめておきましょう。
長くなるので。
ただ、昨年8月にアップしたコラム
「エピソード、逗子の巻<2>」を
読んでいいただければ、
お察しいただけるかと。
最近歳のせいか、
思うところを伝えようとする際に、
言葉がキツくなってしまう
傾向があります。
人はそれを老害と呼ぶのでしょう。
話題を変えて。
今日は8月31日、明日から9月です。
ここ数年の夏の暑さで、
一番迷惑を被っているのは「秋」かなと。
存在感が年々薄くなっていく
「秋」が気の毒に感じます。
秋のおセンチに浸る間もなく
冬が来る感じで、
暑いか寒いか二択の気候変動。
ふゆ〜が〜来る前に〜
なんて歌っている暇もない。
「情緒」という言葉が、
古臭くて若い人には響きづらいのも、
年々薄まっていく秋の存在感が
少なからず影響しているのでは?
考えすぎですかね。
気温的に秋を実感できるのは、
11月のひと月くらいと言っても
過言ではないほどです。
思秋期、秋桜、秋止符、、といった歌は
もう生まれないでしょう。
このような曲を書ける感性を
育むのも無理がありますよね。
ということで、3ヶ月ブリの
私の好きなフレーズ~8
私を捨てて行っちまった
あんたの背中に
好きよ好きと何度も叫び続けた
どこかのイカす映画のように
すがって泣いて
しがみつくのは柄じゃないと
くちびる噛んだ
1976年「そばかすの天使」より
これは歌詞の冒頭部分です。
そばかすというワードを用いた
有名な作品といえば、
最近では映画「竜とそばかす姫」、
平成の初め頃、どこかのバンドに
「そばかす」というタイトルの曲が
あったのを記憶しています。
なんといっても最も有名なのは、
キャンディ・キャンディの主題歌。
そばかすを用いた表現には、
そばかすというコンプレックスを持つ少女を
ちょっとセンチかつ
前向きに描くというイメージがあります。
「そばかすだらけ」は「ハゲ散らかし」より
はるかに好意的に使われていますよね。
チャームポイントのひとつみたいな。
ところがこの「そばかすの天使」は
天使というワードにつられて聴くと
思い切り裏切られます。
前述した冒頭の歌詞でも分かるように
他のそばかす関連曲とは
世界観がまったく異なります。
今の時代、世には出せない
内容となっています。
2番の歌詞の一部 ↓
「あれは16、新宿の名も知らない店で」
とあるように
この歌の主人公である少女の
年齢設定は16歳。
歌詞の中では、タバコを吸い、
新宿の酒場で男性と逢瀬を重ね、
裏切られ、暗い歩道で
雨に打たれながら一人佇む、
そんな若干やさぐれた
そばかすだらけの少女。
ただ、最近話題のトー横キッズとは違い、
集団ではなくひとりで
大人の世界に身を置いています。
この曲も、少女の背景や現場に至る経緯、
そして今後の展開は、
聞き手の想像力に委ねられています。
歌詞もメロディーもいまいましくて
怪しげなんだけど、
少女の健気さが感じられる不思議な曲です。
個人的にはこの作者の作品の中でも
かなりお気に入りです。
作者のセンスや声の魅力が、
感じられる曲となっています。
ではでは。