2020年6月11日
少しだけ通常コラムに 2
その昔、大ヒットした
「写ルンです」。
「エモい」といって一部の若い女性たちの間で再流行しているみたいですね。
ただ、このご時世、ネーミング的には「コロナビール」並みにいかがなものでしょうか。
「感染るんです」
(前回からゆるゆるモード)
「写ルンです」で思い出したのが、下記のセリフです。
「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに」
同じ富士フイルムのCMで流行語にもなりました。もう40年くらい前ですかね。
これ、今のマスク美女・美男にも当てはまりませんか。
鼻、口、アゴってコンプレックス持っている人が多いでしょうからね。そこを全て覆い隠されたら、偏差値も5くらい上がるでしょう。
「頭皮からも感染する」なんてデマが流れたら街ゆく人、目しか見えないことになりますね。
冗談はさておき、
前のコラムで国のエライ人たちを「うやむや怪獣」なんて表現しましたが、日本人自体、総じてうやむや民族なんです。時代とともにさらに顕著になっているような気がします。
争いを好まない日本人の良い所でもあり、悪い所でもありますよね。
欧米はもとより、同じアジアでも隣国の人たちを見ていると分かりますよね。
日本では、はっきり物言う人、たいがい疎ましがられます。平時ではなおさらです。
今回のコロナウイルスはそれこそ未知のウイルスであって誰も答えを知らないし、経験値もないので対応や施策が迷走したのも仕方ないでしょう。
そんなコロナ騒動で改めて感じたのは人や組織の弱点というのは有事に顕在化されるということ。
大きな組織の長、リーダーというのは大変ですね。とてつもない覚悟、責任、決断が問われるわけですから。
ひとつ間違えば悪者、嫌われ者になる。そんな勇気を持つということですからね。
(妻に怒られないよう、小さな嘘を日々並べ立てる私には到底無理です。)
結果的に多くの人を惹きつけるのはその勇気なんだと思います。
人々の心が弱ったり、荒んでいる時ほど、自分の言葉で覚悟を持って話す人の言葉はちゃんと響くものです。
そういう点では、大阪府知事は株をあげましたね。彼には覚悟・責任感・判断力に加え若さもありました。
権力を与えて良い人と悪い人とがいますが、彼みたいな人は「与えていい人」の代表ではないでしょうか。
自分もそうですが歳を重ね経験値だけに偏ると、その経験値が足枷になります。保身にも走ります。判断力や行動力、思考力とかのバランスを考えたら若さは重要だなと感じた次第です。
「うやむや」から少し逸れましたが、有事において「うやむや」な対応は人の心を逆撫でるということ、今回の騒動で教訓にできれば良いですね。
日本は予断は許さないものの、少し落ちついてきました。ただ、世界は感染拡大真っ只中です。暴動も起きています。
心が疲れた時、荒んだ時は映画「グリーンブック」を鑑賞ください。きっと心洗われます。
少しも説教臭くないのに、大事なものは何かをしっかり教えてくれる映画です。
みなさん、手洗いに消毒、マスク、それと飛沫防止に腹話術も覚えましょう。
ではでは。