Column

2017年5月25日 30%弱の少数派

受動喫煙防止法のニュースは耳が痛い。
この法案が通るか否か自体はさほど痛くはない。
痛いのは、とどまるところ知らない喫煙に対する風当たりの強さである。

開き直って言わせてもらえば、合法である嗜好品の1つなのに、 まるで悪魔が煙を吐き出しているかのような扱いである。

そんな肩身の狭さ半分、健康的な理由半分で、 過去に3回ほど禁煙を試みたが、いずれも1年も持たず失敗。
初めは、ニコレットガム(ニコチン入りガム)でトライするが数か月…。

2回目は、皮膚からのニコチン吸収で量を減らしていくパッチ式。この時は1年近く成功したが、宴会で友人の「1本くらい」の誘惑にあっけなく…。

3回目は、フィルタの精度があがっていく1番から31番までの番号付きパイプを、 毎日番号順に替えて吸い、ニコチン量を減少させる禁煙グッズを購入した。
最初は「これならいける!」の感覚から、徐々に「吸いこんでも入ってこない」というストレスと戦いながらも、どうにか31番へ到達。
ところが、この31番のパイプを毎晩洗浄して繰り返し使うこと2年。継続は力なり! 本当に大バカ野郎である。
すでにグッズに頼っている時点でダメ。成功者のほとんどが強い意志でスッパリとやめている。

成人の喫煙率が30%を切ったと聞いて、自分が少数派であることに驚き、嘆き、焦る。それでも…。
一層のこと法律で禁止、あるいは1箱3千円以上にしてくれれば、諦めもつくのだが。